発電機用防音カバーの納入事例

室内に設置される発電機の騒音対策用「発電機用防音カバー」の納入事例です。この防音カバーは、屋内での
組立及び発電機の定期点検時に対応
するため、
防音カバー自体の部分解体を可能にしたパネル式
です。

現地に設置された発電機用防音カバー
現地に設置された発電機用防音カバー
  • 対象機器:バイオマス発電設備(発電機、タービンなど)
  • 寸法:8.2m×6.2m×5m
  • 減音量:20dB(騒音レベル)
  • 設置場所:屋内
発電機用防音カバーの内側骨組
発電機用防音カバーの内側骨組

発電機の定期点検時に必要な、防音カバーの部分解体に対応するため、
カバー内側の骨組にパネルを取り付ける方式
を採用しています。

壁パネルは「任意の柱間」で、屋根は「パネル単位」で、防音カバーの部分解体が可能です。

発電機用防音カバーの軽量な軸組み構造
発電機用防音カバーの軽量な軸組み構造

屋内設置の本防音カバーは、風など外部からの力を受けません。そこで、パネル剛性や構造軸組のメンバーを抑えることなどで、カバー本体の軽量化を図りました。

今回の発電機は、稼働時の騒音に「500Hz以上の中高音域が主な成分」という特徴がありました。騒音対策の性能を確保しながら、「中高音域が大きい」という
騒音の特徴を考慮した、防音パネルの軽量化
も図っています。

発電機用防音カバーのタービン蒸気主排気導管
発電機用防音カバーのタービン蒸気主排気導管

発電機のタービン蒸気主排気導管(直径1m)貫通部は、防音カバーの屋根パネルと一体化支持を行いました。これにより、防音カバーの組立や部分解体への利便性を図りました。