無響室の消音計画と消音機器の製作の納入事例

東海地区某自動車メーカーのC/D無響室について、空調、車風速ファン、排気ガス誘引ファンの騒音対策として、消音計画の立案と消音機器の製作・納入を行いました。

無響室空調用給気消音器
無響室空調用給気消音器

この無響室は、比較的小型のエンジンを搭載した車両に風を当てる実験を行う施設として建設されました。暗騒音条件は、空調稼動時の無響室中央、高さ1.2m点での騒音レベルが45dB(A)以下でした。これに対し、各機器の発生騒音データから消音計画を立案し、必要に応じて消音機器の設計・製作を行いました。

空調機および風洞設備ファンの給排気騒音は、スプリッタ型消音器、消音エルボ、消音チャンバーを組み合わせて対策することとしました。
(写真:無響室空調用吸込消音器 LDS-1700S1)

無響室空調用排気消音器
無響室空調用排気消音器
  • 型式:LDS-1700S2
  • 対象機器:エアーハンドリングユニット(空調機)
  • 流体:空気
  • 流量:425m3/min.
  • 流体温度:20℃
  • 流体圧力:280Pa
  • 減音量:25dB(A)
排気ガス誘引ファン吐出消音器
排気ガス誘引ファン吐出消音器
  • 型式:LDS2R・A-350T
  • 対象機器:排気ガス誘引ファン吐出口
  • 流体:エンジン排気ガス
  • 流量:60m3/min.
  • 流体温度:300℃
  • 流体圧力:110Pa
  • 減音量:吐出口1.5mにて70dB(A)
排気ガス誘引ファン吐出消音器入口
排気ガス誘引ファン吐出消音器入口

本消音器は、無響室室外へのファン吐出騒音の低減を目的としています。ファンの騒音に加えエンジンの低周波音への対策が必要なため、LDS2R・Aタイプを耐熱仕様で製作しました。

混合空気吸込消音器
混合空気吸込消音器
  • 型式:LDS2R・A-300T
  • 対象機器:排気ガス誘引ファン吸込口
  • 流体:エンジン排気ガス混合空気
  • 流量:50m3/min.
  • 流体温度:最高300℃
  • 流体圧力:150Pa
  • 減音量:20dB(A)
混合空気吸込消音器入口
混合空気吸込消音器入口

本消音器は、無響室内に伝わるファン吸込騒音の低減を図るものです。LDS2R・Aタイプを用いることで、一般的な消音チャンバーやスプリッタ型消音器使用時に比べ、省スペースで対策を行えました。