工場設備の騒音調査と配管の防音ラギング施工の納入事例

関東地区某ガス会社の既設工場設備において、騒音調査を行い、騒音対策として配管(パイプ)の防音ラギング施工を実施しました。

対策前の騒音調査、測定

騒音調査は、敷地境界および騒音源と考えられる設備付近を中心に行いました。

騒音調査、測定


敷地境界では、騒音の変動を含めて現状を確認しました。
まず、工場境界の柵にマイクを固定(当日は小雨のため、マイクにはビニールシートを被せました)。次に延長ケーブルを騒音計につなぎ、数時間にわたって騒音の大きさ(騒音レベル)を測定しました。

その間に、別の騒音計を用いて、騒音源と思われる設備周辺を移動しながら、各位置の騒音レベルの測定を行いました。

対策前の配管

騒音調査の結果、一部の保温などを行っていない配管ラインの透過音が大きいことが分かりました。

この対策として、遮音シートと吸音材の組み合わせによる防音ラギングを行うこととしました。

対策前の騒音測定結果

  • 測定位置:敷地境界
  • 設備稼働:あり
  • 騒音レベル:59dB(A)

配管への防音ラギング施工

直管部への遮音シート取り付け

配管への防音ラギングは、騒音をどの程度下げたいかによってラギング仕様や施工範囲を決定します。

今回は1層目として、遮音シートを配管に直接取り付けました。

エルボ部への遮音シート取り付け

エルボ部も同様です。

吸音材取り付け

2層目は、吸音材です。直管部には保温筒を用いました。

吸音材保護用防水シート取り付け

3層目は、吸音材の保護のため、防水シートを取り付けました。

計器類部分の施工

配管途中にある計器類や配管の分岐部は、吸音材と防水シートに切り欠きを入れて施工しています。

外装の板金施工

4層目は、外装として板金施工を行い、防音ラギング表面を保護しました。

配管分岐部のコーキング処理

配管の分岐部など防音ラギングの端部となる箇所は、コーキング材等で処理しています。

配管フランジ接続部

配管のフランジ接続部です。

防音ラギング終端部

防音ラギングの終端部です。

防音ラギング施工後

以上のような手順により、主たる騒音源となっていた配管部分とその近傍の範囲に対して、防音ラギングの施工を行いました。

防音ラギングの材料

遮音シート

遮音シートには、ロール状の鉛板を使用しました。

吸音材としてのロックウール保温筒

吸音材は、配管径に合わせたロックウール保温筒を使用しました。ロックウール保温筒は、パイプ状に整形された吸音材です。

外装材のSUS薄鋼板

外装材には、SUSの薄鋼板を用いました。

対策後(防音ラギング施工後 )の騒音確認測定

防音ラギング施工後の設備運転時

この対策により、敷地境界における騒音レベルを暗騒音と同等以下とすることができました。

対策後の騒音測定結果

  • 測定位置:敷地境界
  • 設備稼働:あり
  • 騒音レベル:45dB(A)  (対策前:59dB(A))

フジイサウンドテクノでは、本事例のような配管透過音の他、各種ファンやボイラーなどの騒音調査と対策の実績がございます。お気軽にご相談ください。