ターボファン吐出消音器による騒音対策事例

千葉県内の化学工場において、ターボファン吐出口の騒音対策として消音器(サイレンサー)を納入しました。

騒音調査で分かった騒音の特徴に合わせて消音器を設計・製作し、騒音の問題を解決しました。

騒音対策前:ターボファンがうるさく、事務所の窓ガラスが振動

1. 対策前

「ターボファンの音がうるさく、工場敷地内の事務所の窓ガラスが振動するので何とかしたい」とのご相談があり、騒音調査に伺いました。

弊社で現地の騒音測定を行った結果、窓ガラスを振動させている主な原因(今回の騒音源)は、ターボファン吐出側の煙突からの騒音(中低音域を中心とした周波数の騒音レベル)と分かりました。

対策前の騒音測定値】
機側1m地上1.2m点 MAX97dB(A)

騒音対策後:ターボファン吐出側に消音器を設置して問題が解決

2. 対策後(消音器の設置)

対策として、この騒音の特徴に合わせた消音器を設計・製作し、ファン吐出口直後に設置しました。

その結果、吐出口からの騒音レベルが大きく低減され、事務所の窓ガラスの振動も起こらなくなりました。

対策後の騒音測定値】
機側1m地上1.2m点 MAX72dB(A)

ターボファン吐出消音器(サイレンサー)の概要

ターボファン吐出消音器の仕様

3.ターボファン吐出消音器
  • 型式:LDS-800D
  • 減音量:25dB(A)
  • 圧力損失:200Pa
  • 対象機器:ターボファン
  • 流量:750m3/min
  • ファン吐出圧力:800Pa

この消音器は特別仕様の設計品のため、弊社標準サイレンサーと異なり角形です。

消音器内部のメンテナンスのために、外板の1面が取り外し式(ボルト止め)となっています。

ターボファン吐出消音器の構造

4.ターボファン吐出消音器の構造

本消音器は、スプリッタと呼ばれる吸音材の板構造を用いたタイプです。中低音域に合わせたスプリッタを用いて、必要減音量に応じた寸法としてあります。