減圧弁用消音器(サイレンサ)の納入事例

中国地区 某製薬工場の都市ガスラインに設置された減圧弁の騒音対策用として、減圧弁用消音器(サイレンサ)を納入しました。

このサイレンサはガス事業法の適用範囲外ですが、耐圧・気密試験を実施しています。

減圧弁用消音器(サイレンサ)の仕様

  • 型式:HC-1251S
  • 流体:都市ガス
  • 流量:800m3/h
  • 減音量:25dB(A)
  • 数量:1基
減圧弁用消音器の入口ノズル側

本消音器は、本体胴の部材として圧力配管用炭素鋼鋼管STPG370のシームレス鋼管を用いました。このため、長手方向に溶接線が有りません。

減圧弁用消音器の4つのフランジ

お客様のご要望により、吊り金具の横に圧力測定用ノズルとしてニップル(15A)を取り付けました。

しかしそのままでは耐圧・気密試験が出来ないため、試験用にソケット・プラグを取り付けて密閉しています。

減圧弁用消音器の耐圧・気密試験を実施

減圧弁用消音器の付属品

耐圧・気密試験として窒素ガスを封入し、溶接部に発泡剤を掛けている様子です。

耐圧・気密試験は、溶接完了後の無塗装の状態で行っています。

減圧弁用消音器の付属品

試験圧力は0.875MPa、30分の保持時間で、圧力低下が生じないことを確認しました。

弊社では、本サイレンサーのようにガス事業法適用外の場合も、必要に応じて耐圧・気密試験の実施が可能です。