病院の機械室(ポンプ吐出口)の騒音調査と対策の納入事例

関東地区 某病院の屋外機械室において、騒音の調査と対策を行いました。調査結果に基づき実際の騒音の特徴に合わせたサイレンサーを設計・設置することで、騒音問題が解消されました。

対策前の機械室外(ポンプ吐出口)の騒音状況

騒音対策前の機械室外観

騒音調査は、屋外にある機械室のポンプ吐出口を中心に行いました。ポンプの運転と停止が繰り返され、断続的に騒音が発生していました。また、この設備は24時間運転のため、特に深夜の時間帯に騒音が聞こえており問題となっていました。

  • 騒音源: 水封式吸引ポンプ吐出口
  • 出力: 7.5kW
  • 数量: 2基
  • 運転条件: 交互運転
騒音対策前のポンプ吐出口

ポンプ吐出口からの騒音は、周波数1kHzの風切音の他、ポンプ特有の315Hz~400Hzの共鳴音が目立っていました。

対策前の騒音レベル】
 97~99dB(A)
(吐出口0.5m点、運転音)

ポンプ吐出口サイレンサー

ポンプ吐出口サイレンサー

機械室はコンクリートの建て屋であり、壁面からの透過音はほぼ無いと考えられました。よって、主たる騒音源であるポンプ吐出口騒音の消音を目的に、吐出口に角型のサイレンサーを設置しました。

尚、このサイレンサーはKST標準消音器ではなく、今回向けに設計したものです。

騒音対策後の機械室外(サイレンサー出口)の騒音状況

騒音対策後の機械室

サイレンサーの設置によりポンプ運転時の吐出口騒音が低減され、停止時の騒音とほぼ同等とすることに成功しました。その結果、ポンプ吐出騒音は運転時・停止時での判別が難しくなり、やかましさを感じるような騒音問題が解消されました。

対策後の騒音レベル】
 69dB(A)
(吐出口0.5m点、運転音)

ポンプ稼動時の排気騒音値グラフ
ポンプ稼動時の排気騒音値グラフ