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ターボブロワ用防音カバーと各種消音器の納入事例
近畿地方某公共施設の新設に際し、送風機設備の騒音対策として、防音カバーと各種消音器(サイレンサー)をそれぞれ2セット納入しました。
ターボブロワ用防音カバー
- 対象機器:ターボブロワ
- 寸法:幅1.8m×奥行き2.46m×高さ2.0m
- 騒音レベル:機側1m点にて82dB以下
この防音カバーはパネル式で、現地に設置済みのターボブロワに被せて組み立てます。
ターボブロワ点検用の防音扉は、両開き・片開き各1箇所で、両方とも人の出入りが可能な大きさです。また換気ルーバーは、天井と側面に1箇所ずつあります。
背面には、シャフトやケーブル用のカップリングカバーや貫通口があります。
吸込サイレンサー
- 型式:LDS-400S
- 対象機器:ターボブロワ吸込口
- 流体:空気
- 流量:154m3/min
- 流体温度:20℃
- 減音量:45dB(A)
外板はSS400、内部はSUS304を使用しています。接続フランジは入出口とも400Aです。この消音器は縦置きで、ベース部(写真左側)をボルトで固定します。
吐出サイレンサー
- 型式:LDS-350S1
- 対象機器:ターボブロワ吐出口
- 流体:空気
- 流量:154m3/min
- 流体温度:60℃
- 減音量:45dB(A)
こちらも材質・設置方法等は吸込サイレンサーと同様ですが、接続は入口1箇所・出口2箇所です。フランジ寸法はすべて350Aの消音器です。
放風サイレンサー
- 型式:LDS-350S2
- 対象機器:ターボブロワ吐出口
- 流体:空気
- 流量:154m3/min
- 流体温度:63℃
- 減音量:45dB(A)
この角型サイレンサーは上段の金網部分、2か所の縦長スリット(暗く見える部分)が吐出口です。その吐出口の周りがグラスウール吸音材で構成されたスプリッターという消音構造となっています。
本サイレンサーは天井から吊り下げて設置するため、ブラケットやベース板などはありません。